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きのこの日々。

日々の記録です。

2016.09.22

昨日の話ですが、『怒り』を観ました。

(すこしネタバレなところがあるかもしれません。)

 

www.ikari-movie.com

 

 

うーん。難しくて、全然言葉にできなくて、とてもエネルギーを消耗する映画でした。

でも少しずつ書きますね。

 

登場人物が直面するのは、想像の及ばないような「怒り」です。

スクリーンから目を逸らしてしまうシーンが何度もありました。

それでもその「怒り」は全く手の届かないところにあるものでもなく、自分の中にある「怒り」と全く違うものでもなく、感情を揺さぶり、ぐっと入り込んできます。

 

刺さったのは、明日香(池脇千鶴)が洋平(渡辺謙)に「おじさん、本当は『愛子が幸せになれるはずがない』って思ってるんじゃないの?」と言い放つシーン。僕も同じことを知的障害を持つ次姉に対して思っていないかなあ。

 

並行して進む3つのストーリーは、それぞれの主人公が自らへの「怒り」に涙を流し、叫び、エンディングを迎えます。

そこから先は描かれていないのだけれど、きっとその「怒り」は消え去るものではなくて、心のどこかに抱えながら、それでも生きていくのだろうと思います。

蘇る「怒り」にまた涙を流し、叫ぶこともあるかもしれません。

それでも彼らは生きていくのだと思うと、強く生きていかないといけないなと思います。

 

観終わってから梅田の地下迷路をぐるぐるさまよって、うんうん唸っていました。

観るならひとりがおすすめかもしれません。