きのこの日々。

日々の記録です。

ざしきわらしになりたい

髪型がきのこヘアーなこともあって、一部の方からはニックネイムとして呼んでいただいているのだけれど、「ざしきわらし」になりたい欲が日に日に強くなっているこの頃。

 

農村に移住して2年ちょっと。

いわゆる「地域サポート人材」としてやってきたのだけれど、「やりたいことに挑戦!」「自分らしさを活かして企業!」みたいな流れよりは、「そういう挑戦や日々の暮らし・営みが地域を形づくっているんだなあ〜」って肌で感じられるのがすごく面白くて(上手く言語化できていないけれど)、そのお手伝いができればいいなという思いもあって、住みつづけている。「それは本来の仕事から逃げているだけではないか」という指摘に対して、自信を持ってはっきり違うと言えないのが情けないところではあるけれど。

 

今年度で仕事の契約も切れて、大学院も修了(予定)で,来年度以降の生活を考えないといけないタイミング(だいぶん遅い)なのだけれど、これからのことを考えているときに「地域の『座敷わらし』になりたいなあ」と頭に浮かんだことがあった。それはニックネームからふっと頭に浮かんだことで「地域の中の目立たないところに実はいて、幸せを呼びこむような存在になりたいなあ」という思いからきたことでもある。地方によっては座敷わらしは神様だから、そんなものになりたいだなんて罰当たりで大変おこがましいことなのだけれど、「座敷わらし」という響きとそこからくるイメージは妙にしっくりくるものがあった。

 

存在をかわいがってほしいなあ。他所から来て、人見知りで、なんて無茶な(笑)って話なのだけれど、そんなふうにいろいろな地域と関わって、陰ながら少しだけ力になれたらうれしいなあ。

 

 

いま山崎ナオコーラさんの『かわいい夫』を読んでいて、こんな書き出しではじまる。

私の夫はかわいい。

顔がかわいいのではなく、存在がかわいい。ざしきわらしのようだ。

 

これやん!って、いきなり出てきてびっくり。ナオコーラさんの夫「ざしきわらし」への愛のある目線に満ちたエッセイがいっぱいで、すごくほっこりする。読み進めていくほど「こんなふうになりたい〜」って思う。

 

本物の座敷わらしはその家に富をもたらす存在。僕はなにをもたらせるだろうか。ざしきわらしの腕の見せどころ。半分ヒモみたいな気もするけれど、そんなのに憧れるな〜って、いいかげん輪読ゼミのレジュメつくります。ほんなら。