きのこの日々。

日々の記録です。

『もういちど生まれる』朝井リョウ

なにか一歩を踏み出そうとする若者の姿。

 

自分が仕事で,研究で,失いうつある姿勢。

 

 

もういちど生まれる (幻冬舎文庫)

もういちど生まれる (幻冬舎文庫)

 

 

 

朝井リョウさんの作品はそんなことを思い出させてくれます。


時に厳しく突きつけられたように感じることもありますが,その裏には優しさがあって,希望を持たせてくれる。

 

 

 

西加奈子さんの巻末の解説がとても素敵でした。

 

 人に知られたくないこのような感情を,「なかったこと」にしない。

 もっとも瑞々しい時期の,もっとも苦しい感情を,やはり確固たる技術で,徹底的に書く。そして,決してそこで終わらせない。

 自らの黒い感情に苦しんだ彼らには,必ず,ある光が待っている。

 誰かに助けてもらうのではない。彼らは自分で,自分の光を見つけ出す。どれほど小さかろうが,頼りないものだろうが,その光は,間違いなく「光」だ。そして自分で見つけたからには,絶対に強い。この「光」は,読み終わってもなお,私たちの心に残る。(p.285)

 

 

『何者』でハマり,『スペードの3』もこの前読みました。次はどうしようかなー。