きのこの日々。

日々の記録です。

『何者』

『1日1分! やる気練習帳』という本を読みはじめました。

1日1分!やる気練習帳

1日1分!やる気練習帳

 

 

 

この本はキャリア論の第一人者である金井壽宏先生が監修を務められていて,やる気が落ちたときに自分で切り替えることのできる力を身につけるやり方についてまとめられています。

 

―「What goes up must come down!」「やる気はあがったり,落ちたりするもの」

 

この本にも胸に響く言葉が散りばめられていますが,金井先生の文章は専門的な部分は押さえつつもわかりやすく,「色気」があってとても好きです。

キャリアの「アンカー」と「ドリフト」。

この概念に出会ったからこそ,一般的な就職活動をせずに大学院生と仕事の二兎を追う生活をするようになりました(実際は大変なことも多く,くじけていますが…)。

 

文中に「最近気になっていること」を書くというワークがあるので,しばらくこれをやってみようかなあと思っています。

 

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『何者』朝井リョウ

何者

何者

 

 

 

グッサリと深く胸に刺さるからものすごく痛いのだけれども,それでもどこかに愛があるというのか,救いがなく行き場を見失うわけではない。

朝井リョウさんの本ははじめて読みましたが,とても読みやすいのでまた別の本を通学中にでも読みたいなあと思います。

 

 

気になった,心に残った文。

 

今の仕事をするために移住してから,どこか小さくまとまってはいなかっただろうかとか,そんなことを考えました。

自分と向き合うことから逃げて,やはり今の僕も「何者」にもなれていないような気がします。

「何考えてるかわからん」ってよく言われるのですが,「観察者」から外に出られずにいたのかな。

 

最初から上手になんてできるはずもないし,このブログだってそうだけれど,自分の中から外に出さないと。その姿勢を見せないと。次がない。

 

 

想像力が足りない人ほど,他人に想像力を求める。他の人間とは違う自分を,誰かに想像してほしくてたまらないのだ。

 

自分とは違う場所を見てる誰かの目線の先に,自分の中のものを置かなきゃ。何度も言うよ。そうでもしないともう,見てもらえないんだよ,私たちは。百点になるまで何かを煮詰めてそれを表現したって,あなたのことをあなたと同じように見ている人はもういないんだって

 

頭の中にあるうちは,いつだって,何だって,傑作なんだよな

 

拓人くんはさ,自分のこと,観察者だと思ってるんだよ。そうしてればいつか,今の自分じゃない何かになれるって思ってんでしょ?

 

ほんとは,誰のことも応援してないんだよ。誰がうまくいってもつまらないんでしょ。拓人くんは,みんな,自分よりは不幸であってほしいって思ってる。そのうえで自分は観察者でありたいって思ってる

 

あんたは,誰かを観察して分析することで,自分じゃない何者かになったつもりになってるんだよ。そんなの何の意味もないのに

 

自分は自分にしかなれない。痛くてカッコ悪い今の自分を,理想の自分に近づけることしかできない。みんなそれをわかっているから,痛くてカッコ悪くたってがんばるんだよ。カッコ悪い姿のままあがくんだよ

 

笑われることだってわかってるくせに,そんなことしてるのは何でだと思う?

 

それ以外に,私に残された道なんてないからだよ

 

ダサくてカッコ悪い自分を理想の自分に近づけることしか,もう私にできることはないんだよ

 

ダサくてカッコ悪い今の自分の姿で,これでもかってくらいに悪あがきするしかないんだよ,もう

 

十点でも二十点でもいいから,自分の中から出しなよ。自分の中から出さないと,点数さえつかないんだから。百点になるまで何かを煮詰めてそれを表現したって,あなたのことをあなたと同じように見ている人はもういないんだって。

 

観察者ぶってても,何にもならないんだよ

 

カッコ悪い姿のままあがくことができないあんたの本当の姿は,誰にだって伝わってるよ。そんな人,どの会社だって欲しいと思うわけないじゃん